筋肉が衰えると脂肪をため込みやすい状態に!
筋肉の衰えは体型の崩れに直結するばかりでなく、脂肪の燃焼力が下がって、脂肪をため込みやすい状態に!
筋肉は骨を支えて、体型や姿勢をキープしている他に、エネルギーを生産する器官でもあります。
筋肉が衰えると「ポッコリお腹」や「垂れ尻」になるだけでなく、脂肪が燃焼されにくくなり肥満を促進させることにも。
筋肉の働き
1. 骨や内臓を支えたり、関節を動かしたりする。
こんな状態の人は筋肉が衰えている可能性が!
状態 | 衰えている筋肉 | 体型への影響 |
---|---|---|
走ると脚がもつれる | 前脛骨筋(スネの部分) | 脚のむくみ |
背中を丸めてしまう | 背筋 | 体脂肪の増加 |
手をつかないと立ち上がれない | 腹筋、大腿四頭筋 | ポッコリお腹 |
バランスを崩しやすい | 下半身の筋肉 | 下半身太り |
階段を上がるのが辛い | 腸腰筋 | ポッコリお腹、垂れ尻 |
手を上げた状態での作業が辛い | 上腕二頭筋、三角筋 | 二の腕のたるみ |
立っている時にどちらかの脚に体重をかけてしまう | 中デン筋 | 垂れ尻 |
筋肉は運動などにより鍛えることができます。気になりだしたら早めにケアすることをおすすすめします。
2. 筋肉組織内で脂肪を燃焼し、熱をつくり出す
体温を36℃前後に保つために、常に筋肉内で脂肪を燃焼しています。
寒くなると身体がブルブルッと震えるのは筋肉を振動させて熱を作っている証拠。
身体を動かす時にも筋肉が伸縮し、熱が発生します。運動をすると身体が熱くなるのもこのためです。
筋肉量が多い人ほど熱が作られやすく、熱源となる脂肪が蓄積されにくいのです!
筋肉内で熱源となる順番!
なぜ、この順番なのでしょうか?
答えは簡単!燃焼されやすい順番なのです。なので、血中の糖が低く、肝臓にグリコーゲンがない状態でも、脂肪細胞が分解されにくい状態だと熱源の不足になり、たんぱく質をエネルギーとして消費してしまうのです。たんぱく質は皮フや筋肉などを構成しているため、不足すると「肌荒れ」や「筋肉がやせる」という現象が起こります。
極端に食事を減らすだけのダイエットをした場合、やり方によっては体脂肪はあまり減らず、筋肉量が減ってしまいます。筋肉が減るということは熱を作る量が減るということなので、食事を元通りにした場合は、脂肪が一気に増えてしまうということに。
筋肉太りってどんな状態?
筋肉が多い人ほど、脂肪を燃焼するのに「筋肉太り」があるなんて、ちょっと矛盾しているように感じますよね。筋肉には瞬発的な運動に使われる「白筋(速筋)」と持久的な運動に使われる「赤筋(遅筋)」があります。この色の違いは赤筋内には酸素を貯蔵するミオグロビン(赤色)が多いためで、長く脂肪を燃焼し続けるためにはたくさんの酸素が必要ということがわかります。一般的にボディビルダーのような体型(体脂肪は少ないのに立派な体型)は白筋を鍛えることによって作られます。白筋は鍛えれば筋肥大する性質をもっています。逆に赤筋は鍛えても筋肥大せず、機能を高めることが可能です。
白筋(速筋) | 赤筋(遅筋) | |
---|---|---|
場所 | 身体の表面に近いところ。 下腿三頭筋の腓腹筋など。 |
身体の深層部で骨に近いところ。 下腿三頭筋のヒラメ筋など。 |
適する運動 | 短距離運動 | 長距離運動 |
収縮速度 | 速い | 遅い |
大きな力 | 出る | 出ない |
持続性 | ない | ある |
筋線維 | 太い | 細い |
「運動をすればやせる!」という短絡的な考えはNG!代謝を高めてやせやすい状態をつくるためには「赤筋を鍛える」ことが重要だったのです。
赤筋を鍛える運動は…
太極拳、ダンベル運動(ゆっくりとした動きで)、ウォーキングなど
赤筋を効率良く鍛えるには…
赤筋がもっとも多くあるのが背中。背中は広背筋と脊柱起立筋があり、広背筋は前屈みになったり、身体を反らせたりする時に使われる筋肉で脊柱起立筋は背骨をまっすぐに保つ働きがあります。ですから普段から良い姿勢を保っている人は脊柱起立筋の老化を防ぐことになり、代謝機能を高くたもつことができます。逆に家でゴロゴロしている、悪い姿勢でいることは背中全体の筋肉が弱り、代謝も下がることに。
筋肉が脂肪に変わるってホント?
「昔、運動で鍛えた筋肉が脂肪になっちゃった」という人がいますが、本当に筋肉が脂肪に変わるのでしょうか?筋肉と脂肪は全く違う組織なので筋肉が脂肪に変わることはありません。但し、鍛えた筋肉が衰えると、筋肉組織内にすき間ができ、その周囲の脂肪細胞が肥大する場合がありますから、その状態を筋肉が脂肪に変わったと勘違いする人も多いようです。
エルセーヌ流の対策!~エルセーヌは背中からケアします!~
背中の筋肉が衰えている、背中の血流が悪いという状態では脂肪は燃焼されにくいもの。まずは背中のコリをほぐすようなケアや筋肉に刺激を与えるパルスウェーブで背中のケアをしっかりすることが、やせるための第一歩!
背中のコリをほぐします<Oラインポイントトリートメント>
コリは筋肉内に疲労物質である乳酸が溜った状態。この状態では筋肉は収縮したままなので、エネルギーを生産できません。リンパの流れに沿って筋肉内の老廃物を流すようにケア。背中のコリがとれた時こそ、本格的サイズダウンのスタートです。
気になる部分の集中ケア<ハンドメイクテクニック>
長年蓄積された脂肪は凝り固まって燃焼されにくい傾向に。
エルセーヌ独自のハンドメイクテクニックで柔らかくしていきます。
自分では鍛えることができない筋肉にも刺激を与えます<ボーン>
低周波で身体表面の白筋と骨の近くにある赤筋の両方に刺激を与えます。筋肉が衰えている部分は、もともと使いにくいから衰えているのであって自分で鍛えるには、かなりの努力が必要になります。そういった部分にも効率よく刺激を与えることができるため、高い引き締め効果が期待できます。