エルセーヌ

エルセーヌで出会った、真実の物語 Real Story〜Vol.05〜

エルセーヌで出会った、真実の物語 Real Story〜Vol.05〜

story052018.01.29 U様

障害を持つ息子と二人、私達らしく、幸せに生きよう。

※効果には個人差があります。体験談は個人の感想です。
※写真はイメージです。

プロローグ 〜〜 エルセーヌ T店 Y店長の話 〜〜

「U様が初めてこちらのサロンを訪ねてくださったのは、今年(2017年)の2月のこと。45歳のお誕生日を迎え、ご自身では体重のコントロールがむずかしくなっていました。

『年齢を重ねても、いつまでも素敵な女性でいたいんです。
 息子が自慢したくなるような、そんな母親であり続けたい・・・!』

中学3年の息子さんの卒業式を1ヵ月後に控えたU様は、とにかくストイックでした。
毎日記録していただくお食事の内容は、エルセーヌの指導どおり驚くほどパーフェクト。ご自身でしていただくホームケアマッサージは、一生懸命やり過ぎて脚に指の跡が残っていることさえありました。

すばらしい努力の甲斐あって、息子さんの卒業式には目標だったスーツを着て出席。その頃には、より高い目標を掲げ、U様はさらに努力を続けられました。
そしてスタートから5ヵ月後、しっかりと結果を出されたU様は、見事、エルセーヌが年2回行う「全国お客様変身コンテスト」のファイナリストにノミネートされたのです。

ところが、そんなU様から、表彰式を兼ねたパーティを欠席するというお申し出がありました。それでは、ファイナリストを辞退することになります。

『・・・ごめんね、店長。パーティの日は祝日でしょ? 祝日は息子の世話で外出できないの。
 ごめんね、せっかく選んでもらったのに。』

息子さんは高校生なのに、なぜ?・・・と思われたかもしれませんね。
実は、U様の息子さんは、重度の障害をお持ちなのです。
笑顔で、しかしきっぱりと辞退を申し出られるその横顔からは、ご家族に無理をさせたくない、という決意が読み取れました。
でも、誰よりも忙しい毎日を送りながら高い理想を持ち、努力を続けてこられたU様。
なんとか賞を受け取っていただきたいと思い、もう一度だけお聞きしてみました。

『その日だけでも、息子さんをご主人様に見ていただくことはできませんか?』

返って来たのは、思いがけない答えでした。

『・・・あのね、今まで黙っていたんだけど・・・、実は私、主人を10年前に事故で亡くしているの。
 今でも信じられないんだけどね。朝、行ってらっしゃい、って見送ったまま・・・』

言葉を失う私に、『だって、息子の話に加えて主人が・・・って聞いたら、びっくりするでしょ!?』と、まるで笑い話のように言うと、U様はこんな話をしてくださったのです——」

一人になんかさせない!

高校1年生になる私の息子は、難治性のてんかんという重度の障害を持っています。
首が据わっていないので立つことも歩くこともできず、寝返りも打てないので夜は私が2時間おきに起きて息子の体位を変えます。
話すことはできませんが、「あー、うー」という声や笑い声、身振り手振りで、私には息子の気持ちがちゃんと分かります。

毎日、車で特別支援学校へ送り迎えする生活も、今年で10年目になりました。

夫と出会ったのは、私が28歳のころ。同じ会社に勤める3つ上の先輩でした。
彼は、自分の洋服は自分で選びたいというような、男性にしては美意識が高い人。私に対しても「仕事のときはパンツスタイルでもいいけど、休みの日はスカートでいてほしい」とか、「髪は長い方が好きだな」と言う人でした。
妻になっても、母になっても、女としてキレイでありたい——。いつもそう思って生きてきました。一緒に年齢を重ねていたら、夫はきっと「ずっとキレイでいてくれ」と、私に言ったと思うから・・・。

出会ってほどなく私たちは結婚し、30歳の時に息子が生まれました。妊娠中も出産後も母子ともに健康。初めての子育ては大変だけど楽しくて、毎日、夫婦で息子の小さな変化を喜び合いました。

ところが生後2ヵ月を過ぎたある日、元気だった息子がひきつけを起こしたのです。
それは、あまりにも突然のことでした。

「どうしたの? しっかりして! 誰か、助けて!」

どうやって救急車を呼んだのかも覚えていません。

息子に下された病名は、てんかん。
治療法を探るため、いつ終わるともしれない入院生活が始まりました。繰り返される検査、そして、ひきつけを起こすたびに試される様々な抗けいれん剤・・・。

「私がついていなくちゃ! あの子を絶対、一人になんかさせない!」

息子を一人置いて帰ることのできなかった私は、病院に泊まり込んで付き添い続けました。しかし、できることといえば、小さな身体で命の危機を何度も乗り越える我が子の生命力を信じ、ただ祈り続けることだけでした。

不安と緊張の中で

息子の入院生活は、結局、一年半に及びました。その間、あらゆる抗てんかん剤が試されましたが、どの薬も息子の症状を改善させることはできませんでした。
そしてある日、担当医からこう告げられます。

「息子さんのてんかんは、難治性です。臓器にも障害があります。
 おそらく一生寝たきりの生活になるでしょう・・・」

どんなことになっても受け入れる覚悟だけは固まっていたはずでした。
それでも、心のどこかで「きっと治る」と、かすかな希望を抱き続けていた私と夫にとって、この告知はあまりにもつらいものでした。

息子は病院から家に戻り、再び親子3人の生活が始まりました。でも、状況は以前とまったく違っていました。
私は、いつ発作を起こすかわからない息子といつでも一緒に救急車に乗れるよう、パジャマに着替えず寝るようになりました。鼻からチューブで流動食を入れる食事時は、片時も目が離せません。
毎日が不安と緊張の連続———。
たまっているはずの疲れをまったく感じないほど、気持ちはいつでも張りつめていました。

そんな中でも、夫は強くてやさしくて、いつも前向きでした。
時間の都合がつくよう会社勤めを辞め、自営に転身。毎日できるだけ早く帰宅しては息子をお風呂に入れ、私の家事に協力してくれました。そして、息子を心から大切にかわいがってくれました。

「大丈夫だよ、僕らの子どもなんだから! 僕ら二人の子どもに生まれて幸せだな、よかったな、と思ってもらえる親でいようよ。」

そう言って、いつでも私を励ましてくれました。

息子は、小さな身体で生死の境を二度さまよいましたが、無事に回復。
3年が経ち、親子3人ようやく家での生活にも慣れてきた頃——。

それは、息子があと2週間で5歳になるという時のことでした。

突然の訃報

「行ってらっしゃい」

いつもと同じように、息子と二人で夫を見送った朝 ——。
電話の音が鳴り響いたのは、しばらくしてからのことです。近くの警察署からでした。

「すぐにこちらに来てください。ご主人が交通事故で亡くなられました。」

言葉は通じているのに、一瞬、その意味が分かりませんでした。

——— 何を言っているんだろう、この人は?

そのまま、遠い出来事のように半ば上の空で警察官の話を聞きながら、私は心の中でこう繰り返していました。

『—— 嘘だ! そんなこと、あるはずない! こんな話、私は信じない!
 ねえ、あなた、一体何が起こったの…?』

息子の病気がわかって人生が一変し、あれだけ壮絶な思いをして、「あとはもう、怖いものなんて何もないよね」と二人で頑張っていたのに——。
あの日々を乗り越えられたのだから、もう何があっても大丈夫と二人で信じていたのに——。

享年38歳。
あまりにも早すぎる夫の死でした。

葬儀を終えた後の私は、ほぼノイローゼ状態に陥りました。

『なぜこんな思いをするの? 私が悪いから?
 それならなぜ、神様は私に罰を与えないの? 私の大事な息子や夫じゃなくて・・・』

何とか私を立ち直らせようとする人たちからは、様々な言葉をかけられました。

「乗り越えられない試練はないって言うでしょ。あなたが乗り越えられる人だからこそ、この試練は与えられているのよ」

「息子さんはママを選んで生まれてきたんだよ。あなたがママなら大丈夫だからって・・・」

慰めも励ましも、私にとってはプレッシャー以外の何ものでもありませんでした。

『乗り越えられない試練はない、ですって? その試練は誰が与えているの? 神様?
 それなら私は神様なんか信じない! 神様なんて大嫌い!!』

私は頑なに心を閉ざしていきました。

あの頃は、何もかもどうでもよかった・・・。お化粧もろくにせず、髪や服装にもまったく構わず・・・。
それでも、「息子のことだけは私が守らなければ」という強い気持ちは、いつも心の真ん中にありました。息子がいてくれたからこそ、私は何とか自分を保っていられたのだと思います。

幸せに生きよう

夫を亡くして一年半が過ぎていました。
息子は間もなく小学生。これから新しい世界に踏み出していく彼の未来のことをぼんやりと考えている時、私は突然、ハッとしました。

このままじゃ、ダメ!

ボサボサの髪、生気のない肌、色のない唇…。
私がいつまでもこんな風では、夫が「ごめんよ、僕のせいで・・・」って謝るよね?
言葉の話せない息子だけど、「僕のためにお母さんの人生を捧げさせてしまった」って悲しむよね?

違うの。そんなことないのよ。だって、お母さんはあなたのことがかわいくてたまらないし、あなたの方がずっとずっと頑張ってる——!
この子のためにも夫のためにも、私自身が前を向かなくちゃ!

今まで、息子のためなら時間もお金も、私の命さえ使い果たしても構わないと思っていた。
でも、この子が本当に幸せでいるためには、私自身も幸せでいなければ!
だって、私たちは一対の翼なのだから。片一方だけでは幸せになれないのだから。

まずは、息子のためにも自分のためにも健康でいよう。
それにはしっかり食べて、眠り、ストレスをためない毎日を送ろう。笑顔が輝いている私になろう。
もちろん、女性としても美しく!

その日を境に、私は変わりました。
いつの間にか身にまとっていた暗いオーラを脱ぎ捨て、特に健康や美容には人一倍努力を続けるようになりました。テレビや雑誌、インターネットなどで気になる情報を見つけるとノートに書き留め、何度も読み返しては実践しました。
妻になっても母になっても、女としてキレイでありたい——。かつて胸に抱いていた想いがよみがえり、私の心を支えていました。

エルセーヌとの出会い

9年の時が流れ、息子の中学の卒業式が近づいていました。
お気に入りのスーツを久々に引っ張り出して着た私は、鏡を見て愕然としました。あんなに頑張ってきたはずなのに、いつの間にかついた肉がぶくぶくとはみ出し、カチッとしたスーツのラインを無惨に崩していたのです。

「年齢の壁だけは、やっぱり自力では乗り越えられないんだ…。
 卒業式まで、あと一ヵ月。どうしよう? あきらめる?」

自問自答を繰り返す私の心の中で、やがて一つの思いが固まっていました。

「あきらめたくない! 後悔したくない! 息子のためにも、あの人のためにも、そして私自身のためにも。今度こそ本当に変わって、幸せになろう。心の底から人生を楽しもう!」

熱い思いが湧き上がってきました。

私は生まれて初めて、エステかジムに頼ろうと考えました。しっかりとした知識と実績のあるところを探し、片っ端から体験して、一番良いと思うところを選ぼう。
そして真っ先に訪ねたのが、エルセーヌだったのです。

体験コースの成果に大満足したものの特殊な事情を抱える私は、障害のある息子との生活が最優先であることをすべて話し、Y店長にこう尋ねました。

「私には時間がありません。それでも変わることができますか!? 大事な時間とお金を費やすのですから、私、失敗できないんです・・・!」

「エステに通うだけでは変われません。ご自身でも頑張っていただくことがダイエットには必要です。でも、U様の決心があれば絶対に大丈夫! ご一緒にプロポーションを整えていきましょう!」

即答でした。
小柄で華奢なY店長の身体が、そのとき、なぜかとても大きく頼もしく見えました。

『この人になら、託せる。ここでなら、きっとできる!』

私は、試そうと思っていた他のエステやジムをすべてキャンセルし、エルセーヌを選びました。そして、それが私にとっての大正解だったのです。
施術が始まると身体のラインにみるみるうちに変化が現れ、まさに大逆転! 一ヵ月後の息子の卒業式には、再びピタッと身体に合うようになったお気に入りのスーツを着て出席することができたのです。

—— あれから間もなく1年。今も私はエルセーヌに通っています。
息子の迎えの時間に間に合うようにコースを組み立ててもらい、終わるとすぐに学校へ。息子が長期休暇の時はエルセーヌもお休み。施術の途中で学校から急な連絡が入り、あわてて切り上げたこともありました。
なかなか時間に余裕の持てない私のために、Y店長をはじめ、スタッフがみんな一緒に体当たりで頑張ってくれるのが本当にうれしくて、どれだけ励みになることか。
だから安心して、自分のペースで続けることができるんです。

いつも私の事情をわかって協力してくださって、本当にありがとう!
私がイキイキとして楽しそうなのは、息子にも伝わるみたい。
私を見る目が、なんだかうれしそうなんです。
あのとき、エルセーヌに出会えて、本当によかった。
息子と二人、私は今、幸せに生きています。

エピローグ 〜〜 エルセーヌT店 Y店長の話 〜〜

「いつも明るく笑顔で努力を続けられるU様。余分なお肉が落ちて、体重はもちろん、ウエストも、ご主人と出会われた頃より細くなりました。

U様とお会いするたびに、こちらの方が『頑張れ!』と励まされているような気持ちになります。

キレイになりたい、健康になりたい、もっと素敵な自分になりたい!・・・でも、今日は無理、面倒くさい、明日からにしよう・・・。私たちはつい、先送りにしがちです。でも、U様のように、限られた時間を精一杯使い、小さな努力を積み重ね、美しく変わられた方がいらっしゃるんです。

できないことはありません。大丈夫! エルセーヌで一緒に頑張りましょう!」

U様の近況
息子さんと二人、穏やかに幸せな日々を送られるU様。
冬の「全国お客様変身コンテスト」では、再びフェイシャル部門とボディ部門でダブルノミネートされ、今回は万全の準備を整えて参加されました。
コンテスト当日、U様はご主人が愛したロングヘアをアップに装い、クリスタルが幾重にも連なる深いブルーのミニドレスで登場。着物姿でエスコートするY店長としっかり手をつなぎ、ステージへ上がられました。そして見事、「クリアスキン賞*」を受賞! スポットライトを浴びて少女のようにキラキラと輝く笑顔で歓声に応えておられました。おめでとうございます!

*クリアスキン賞:シミやくすみ、毛穴の開きが改善し、透明感のある美しい肌を手に入れたお客様に贈られます。

⇒ お客様のストーリー 一覧

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